子どもを見て、サポートをするということ。

ブログタイトルボーダー
2023.05.09

久しぶりのブログです。

一昨年から、ぱおぱおの管理人以外に、保育園でのお仕事もしています。

保育園の子どもたちって0歳でも1歳でも自分でできそうなことは自分でする、その機会があります。

例えば1歳でも自分のおむつを自分の棚から持ってくる。

1歳でも自分でおむつを履く練習をする。

着替えをやってみる。

などなど・・・

当たり前ですが、0歳の赤ちゃんにいきなり自分で服を着なさい!という保育士はいません。

子どもたちの様子を見て、そろそろできるかな?と思った時に声をかけたり、やり方を伝えたりします。

さて、私は2歳児のクラスにいるので2歳児の話をしますね。

これは例え話ですが、

Aちゃんが自分で服を着たら、前と後ろが逆になってしまいました。

「Aちゃん。服、前と後ろ逆だよ」

というと、頑張って着替えたAちゃんはもうやりたくないので怒ってしまいました。

さあどうしますか?

「せっかく着れたと思ったのに残念やなあ」

と声をかけつつ、前と後ろが逆の服を大人が直してあげますか?

きっと保育園の先生は、「残念やなあ」と言いつつも、その子にもう一回挑戦する機会を与えると思います。

挑戦できて、成功したら、きっとAちゃんは自信を持って、次の時、服の前と後ろに注意して着れるようになるかもしれません。そして上手に服が着れるようになったら、今度はボタンのある服を着てみようと思うかもしれません。

 

大人が前と後ろが逆なっているのを、本人に確認もせずに直してしまうと次、同じことが起きた時に、Aちゃんは当たり前のように「直してよ」という顔で保育士の前に立つのかもしれません。その時に、大人は「甘やかしてしまった」と思うかもしれません。

小さな小さな2歳児の子どもたちですが、本当にいろんな子がいます。

やり直そうと努力する子もいますが、服の前と後ろが逆でも気にしない子や、大泣きする子、着替えさせてよ〜と上手に甘えてくる子もいます。その子たちに対する対応は1つではありません。

それをどのように見分けて、声をかけるのか?というと、子どもを見て考えます。

「へえ〜2歳児ってそうなんだ」と思われる方もいるかもしれませんが、私のこの対応は生まれてすぐの赤ちゃんから変わりません。

成長の度合いも人それぞれです。

子どもを育てる大人たちは、その子にとって高すぎないハードルを用意して「共感して、寄り添い」ながら、知らない間に次のステップに行けるようにサポートしていくことが必要なんだと思います。

いやだ〜!と大騒ぎされて、後戻りするようなこともあるかもしれないけど、3歩進んで2歩下がるかもしれないけど、ちょっとずつ成長していきます。

そしてある時、親子でその成長を振り返り「すごいね!」と一緒に喜ぶのが楽しい♪

先日、ぱおぱおに遊びに来ていたBちゃん(仮名)がちょっとしたきっかけで一つできることが増えました。

Bちゃんにとっては高すぎたハードルがちょっと低くなって、やってみたら上手くいった!やった!という感じでした(^ ^)

そしてそのハードルを低くしたのは、Bちゃんをしっかり見つめて対応を考えたママのサポートがありました。

頑張ってできることが増えたけど、疲れ果てたBちゃんをたくさん褒めながら優しく抱っこしていたママ。

抱っこされながらなんだか満足げなBちゃん。

そうやって成長するんだな〜と改めて実感した私でした。

我が家にはもう乳幼児はいませんが、小さなハードルは、うちの子どもたちにもまだまだあります。

そのハードルが大きく見えるときには、家族のサポートが必要なことも変わりません。

上手くいくときいかない時ありますけど、やっぱり越えられた時は嬉しいですね。

頑張った子どもたちをみると最高な気分になるというのが、子育ての楽しいところなのかもしれません(^-^)